同志社礼拝堂
此礼拝堂ハ我同志社ノ基礎トナリ又タ精神トナル者
「この礼拝堂は我が同志社の基礎となり、また精神となるものなり」
同志社の「徳育」の基本はキリスト教主義であり、それを実践する場として同志社礼拝堂が建てられたのです。同志社教育のために本格的なチャペルの建設を待ち望んでいた新島襄は、定礎式で「此礼拝堂ハ我同志社ノ基礎トナリ、又タ精神トナル者」と語り、その完成を大いに喜んだそうです。
時を超え、同志社の精神が語りかける
内部には、キリスト教の礼拝堂ながら十字架が設置されていません。これは建築当時のプロテスタント会衆派の様式を今に伝えるものです。新島襄は自身が学んだアーモスト大学にならい、礼拝堂内部に同志社に顕著な功績をした人々の肖像画を掲げました。設立当時の同志社の息吹を色濃く残すこれらの特色もあいまって、礼拝堂は「同志社精神の基礎となる場所」「同志社が同志社たるゆえんを示す場所」と言われます。
2010年までは主に同志社中学校の礼拝などで使用され、その後は大学のチャペル・アワーや学位授与式などのセレモニーなどで利用されています。講演会の開催など広く一般にも開放され、多くの人が同社の精神に触れる場となっています。
人を育てる建物
授業の課題などのために礼拝堂を訪れた学生は、「心が軽くなる」「気持ちの整理がつく」と感想を語ることがあります。外界からは遮断された特別な空間、ステンドグラスやオルガンの音色といった一種の“非日常的な仕掛け”が心を落ち着かせ、静かに思考を自分自身へと向かわせてくれるからかもしれません。建物は使う人によって育てられると言いますが、「建物が人を育てる」という側面も持つのが、同志社大学礼拝堂です。
特別な美しさ
NHK大河ドラマ『八重の桜』のオープニング映像にも用いられた礼拝堂のステンドグラスは、夕方、西日を受けるといつも以上の美しい輝きを放ちます。新島襄は風雪に耐え雪を戴きながら咲く寒梅に、様々な抵抗に遭いながらも私立学校創設へまい進する自身の姿を重ねました。そして「寒梅の詩」と呼ばれる漢詩を残しました。礼拝堂の周囲には寒梅が植えられ、毎年、間もなく訪れる春を告げるとともに新島の精神を私たちに語りかけてくれます。
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今出川校地事務室〔クラーク記念館1階〕
TEL:075-251-3320 |
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同志社礼拝堂(チャペル)でのチャペル・ウェディング
重要文化財の同志社礼拝堂(チャペル)で結婚式が挙げられます。
対象は、キリスト教精神を心に留め結婚のときを迎えたいと希望される、同志社の卒業生、教職員とそのご家族です。受け付けは原則1年前から。詳細お問い合わせ、お申し込みは下記までご連絡ください。
さらに詳しい情報は 株式会社 同志社エンタープライズでご案内しています。 |
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(株)同志社エンタープライズは、学校法人同志社のパートナーとして教育と研究を支え、社会貢献の活動を側面から支援するために、学校法人同志社の100%出資により設立された会社です。
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