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キリスト教精神に基づくボランティア活動支援

愛を身に着けなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです。

コロサイの信徒への手紙 3章 14節

隣人を自分のように愛しなさい。

マタイによる福音書 22章 39節

2024年11月_能登半島ボランティア (107895)

 2024年元日に発生した能登半島地震、そして同年9月に発生した能登半島豪雨災害は、能登地域で生活する人々に大きな傷跡を残しました。キリスト教文化センターでは、そうした被災地への思いを馳せ、学生の皆さんが現地でボランティア活動を行うことを支援するため、2024年度に「能登半島地震被災地支援ボランティア・サポート制度」を創設しました。
 その後も、大船渡市の山林火災をはじめとする日本各地の災害が続いている現状を踏まえ、私たちは復興支援と隣人愛の実践を通じた、キリスト教主義に基づく人権教育の具体的な展開を目指し、2025年度からは、当該制度の名称を「キリスト教精神に基づくボランティア・サポート制度」と改め、能登半島に限らず、さまざまなボランティア活動を広く支援する制度へと変更しました。

キリスト教精神に基づくボランティア・サポート制度について

対象者

本学学生(学部生・大学院生)

対象となる活動 以下の条件を全て満たす活動が対象となります。

日本国内で行われる活動

無償で従事する活動

地元受け入れ組織が存在し、かつ当該組織による受け入れが可能である活動

災害復興ボランティア または キリスト教文化センター所長が認めた活動

サポート内容

ボランティア活動に従事するために必要な交通費やボランティア保険加入料、物品購入費、食費等を対象として、補助を行います。詳細は「キリスト教精神に基づくボランティア活動支援制度募集要項」をご確認ください。

申し込み

仮申し込み・事前申込・事後報告の手続きが必要となります。
まずは以下より仮申し込みを行ってください。
キリスト教精神に基づくボランティア活動支援仮申請フォーム

過去のボランティア活動実績

 キリスト教文化センターでは、ボランティアをしたい、何かしたいと思いながら行動に移せていなかった方、1人での参加にハードルを感じて躊躇していた方、ボランティアに参加するのが初めての方のために、教職員が引率をして、共にボランティア活動に参加する機会も設けています。その活動実績については、以下をご参照ください。

能登地震キリスト災害支援会(能登ヘルプ)さんの活動に参加〔2024年11月27日〕

北陸学院大学さんの活動に参加〔2025年3月8日〕

  ※ボランティア支援室(学生支援センター)との合同企画
関連情報

学生支援センター ボランティア支援室 公式Webサイト

ボランティアに関する情報が掲載されています。
ボランティア活動への参加を検討している学生は、こちらもご確認ください。

ボランティア活動に参加した学生の声

 今回、ボランティア活動として泥かきを行いました。地震だけでなく豪雨の被害も重なり、現場を訪れてその悲惨さを改めて実感しました。泥の中からはスコップやポットといった道具が見つかり、大きなものまで埋め尽くしてしまう豪雨の威力に驚きを隠せませんでした。また、雨の影響で地面がぬかるみ、足を取られながら泥を集める作業は想像以上に大変でした。
 そんな中、家主の方から温かい飲み物をいただき、感謝の言葉をかけていただいた時、自分の活動が少しでも役に立てたことを実感しました。一方で、作業に不慣れな自分には、1日で終わらせるには到底及ばない現場の大変さも痛感しました。
 今回は1日限りの活動でしたが、この経験を糧に、今後も積極的に参加し、少しでも力になれるよう成長していきたいと思います。
 輪島へ行き、地震と災害の被害を受けた方のビニールハウスの泥の掃き出しを行いました。輪島では、地震で倒壊した家や傾いた電柱、柱などがたくさんあり、災害の恐ろしさを目の当たりにしました。また、復興が全然進んでいないこともわかりました。伺ったお家の方は、地震の後に数日ぶりに入ったお風呂がとても気持ちよかったと話されていて、普段の当たり前に思うことが当たり前ではないことに改めて気付かされました。
 石川に入って一日目の夜に地震があった。震度5弱の地震だったが、かなり長く揺れとても怖かった。その後も30回以上震度1~2程の揺れがあり、なかなか寝付くことができなかった。石川県で地震を体験してみて、これが被災地の恐怖なんだなということを感じた。能登の人はこんな恐怖の中暮らしていたのだなと思った。また、仮設住宅に物資配給をしたとき、「昨日の地震は怖かった。」と話す一人暮らしのご老人や、「本当にありがとうございます。」と言って扉を閉じるまで深々と頭を下げておられる方がいた。ひとり暮らしの方の恐怖は本当に大きなものなのだということ、また、本当に物資を必要とされている方がまだまだいらっしゃるのだなということを感じた。能登に行って、私自身何かできたわけではないが、実際に地震を経験したり、被災地の方々の声をきくことができたりしたのは良かったと思う。今回のボランティアをきっかけに、これからも能登に思いを寄せ、関わっていきたいと思った。
 震災から1年弱が経った今でも、倒壊したままの家屋や傾いた電柱、ブルーシートで覆われたままの屋根が輪島の街中には当たり前のようにあって、心做しか、活気がないような、暗い雰囲気を感じた。ボランティア中は、メンバーの皆さんと協力して明るい話をしながらワークに励んだ。作業自体は本当に地道なもので、いかに楽しくモチベーションを保てるかが大切だと感じた。学生の身としては、ボランティアに行きたくてもお金が無くて行きづらかったが、今回の制度を利用させて頂き、負担が少ない中で貴重な経験をさせてもらえたのは非常にありがたかったです。また同じようなボランティア活動があれば、是非参加したいと考えています。
 同じ石川県内でも、金沢市から奥能登に行くまで車で2時間30分もかかると言う交通の不便さ。震災から1年が経とうとしているのに、未だつぶれた家や曲がった電柱がそのまま放置されているという状況に、如何に支援が遅れているのかということを現地に行くことで理解できた。また移動に多くの時間を割かれるということで、実際のボランティアの時間がかなり少なくなってしまうというもどかしさも感じた。自分たちに出来ることはとても少ないが、このような現状を理解した上で、何か京都にいる自分でもできることがあるのではないかと改めた思った。
お問い合わせ

京田辺校地事務室〔同志社京田辺会堂 光館(HIKARI-KAN)〕

TEL:0774-65-7370
E-mail:jt-kirib@mail.doshisha.ac.jp

今出川校地事務室〔クラーク記念館1階〕

TEL:075-251-3320
E-mail:ji-kirib@mail.doshisha.ac.jp