以下、本文になります
クラーク記念館
亡き息子への思いを、未来へ伝えるために
幾多の若者を成長へといざなった、ある家族の物語
建坪120坪、延べ坪242坪。同志社大学今出川キャンパスの東端で黒光りする屋根を戴く、堂々たるドイツ・ネオ・ゴシックの塔。これが、かつて緑青色の屋根で学生たちに親しまれてきた同志社大学のシンボル、クラーク記念館です。同志社の創立者新島襄が世を去ったのは1890年。卒業生たちによって新島の名を冠した神学館(新島紀念神学館・当時は「紀」と表記)建設のための募金活動が始まりました。しかし寄付金は思うように集まらず計画は頓挫しかけます。ちょうどそのころ、アメリカ人のクラーク夫妻からアメリカン・ボード(ミッション)へ約1万ドルの寄付がなされました。早世した息子のメモリアルホールを建設するための資金です。館名に息子の名前を入れること、息子を称えるタブレットを設置することを条件にアメリカン・ボードを通じて同志社に寄付され、それをもとにクラーク記念館の建設が始まり、同志社の5番目の煉瓦建築として誕生することとなります。
神学教育の場からキリスト教主義教育の場へ
竣工以降、「クラーク神学館」として、同志社大学の神学教育・研究拠点として使われますが、1963年に現在の神学館が竣工すると、「クラーク記念館」と改名し、神学教育以外にも用いられるようになりました。その後は老朽化が進み、阪神・淡路大震災でも被害を受けたため、2001年に応急修理工事を行い、2003~2007年には「修理」「復原」「構造補強」を3本柱に大規模修復工事が実施されました。現在は、教室利用としての利用だけでなく、キリスト教主義教育の場として利用されています。
クラーク・チャペルは、教室不足を補うために2つの部屋に仕切られていましたが、現在は本来の姿へと戻され、オルガンも入って質実な礼拝堂になってぃます。
クラーク・チャペルは、教室不足を補うために2つの部屋に仕切られていましたが、現在は本来の姿へと戻され、オルガンも入って質実な礼拝堂になってぃます。
お問い合わせ |
今出川校地事務室〔クラーク記念館1階〕
TEL:075-251-3320 |
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クラーク・チャペルでのチャペル・ウェディング
重要文化財のクラーク記念館「クラーク・チャペル」で結婚式が挙げられます。
対象は、キリスト教精神を心に留め結婚のときを迎えたいと希望される、同志社の卒業生、教職員とそのご家族です。受け付けは原則1年前から。詳細お問い合わせ、お申し込みは下記までご連絡ください。
さらに詳しい情報は 株式会社 同志社エンタープライズでご案内しています。 |
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(株)同志社エンタープライズは、学校法人同志社のパートナーとして教育と研究を支え、社会貢献の活動を側面から支援するために、学校法人同志社の100%出資により設立された会社です。
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お問い合わせ |
株式会社 同志社エンタープライズ TEL:075-251-3043 |
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